2023.03.09

社会保険労務士は、資格がなければ仕事ができない、業務独占資格です。
しかし社会保険労務士の登録人数は年々増え続けていて、2030年には50000人を超えるとの予想もでています。(社会保険労務士白書2021年版)
また、差別化が難しい士業の世界で生き残るにはどうしたらよいでしょうか。

社労士年度末登録者数の推移

社会保険労務士として開業する場合、ホームページを作ることは多くの方が考えることでしょう。しかし、ホームページを作るだけでは集客力を持つことはできません。そこで、開業した社会保険労務士がホームページ作成にあたって考慮すべきポイントをご紹介します。

ユーザーの役に立つコンテンツ内容

社労士事務所のホームページを閲覧するユーザーは労働法に関することや働き方改革のことなど、労働について関心が高い、企業の経営者や人事担当の方や方などが訪れる傾向にあります。
そのユーザーにとって役立つコンテンツを発信することがWEBを集客する上で非常に重要になってきます。

社労士事務所のブログで、ユーザーの役に立つコンテンツ内容は以下のようなものがあります。

法改正に関する最新情報

社労士事務所は、社会保険や労働法に関する法改正について常に最新情報を持っていることが求められます。そのため、ブログに最新の法改正情報を掲載することで、読者にとって役立つ情報を提供することができます。

労務管理に関する情報

中小企業を中心に多くの顧客を抱える社労士事務所は、労務管理に関する情報を提供することで、顧客の問題解決に役立てることができます。たとえば、採用や人事評価、退職金制度など、企業の日常的な課題に対するアドバイスを提供することができます。

事例紹介

社労士事務所が実際に手がけた事例を紹介することで、読者にとって具体的な解決策を提供することができます。事例紹介は、読者からの信頼を高めることにも繋がります。

Q&Aコーナー

読者から寄せられた質問に答えるQ&Aコーナーを設けることで、読者の問題解決に役立てることができます。また、読者のニーズや問題点を把握することができるため、今後のコンテンツ作成の参考にもなります。

常に最新情報を提供し、読者の問題解決に役立つ情報を提供することが、ホームページの集客力を高めるためにも大切です。

また、新着記事のユーザーの役に立つコンテンツ内容の例として、例えば企業の人事労務担当者が勤怠管理に関連する法改正について調べたい時に知りたいことは、以下のようなものがあります。

改正内容

勤怠管理に関する法改正の内容を知ることが重要です。具体的には、労働時間の上限や休憩時間の取り方、残業時間の計算方法、休日出勤に関するルールなど、改正された条文の内容を確認する必要があります。

施行時期

法改正が施行される時期についても、把握しておく必要があります。施行時期が迫っている場合は、早めに準備をすることが必要です。

影響範囲

法改正が影響する範囲についても、把握しておく必要があります。例えば、改正が中小企業にも適用される場合は、その対応策を考える必要があります。

改正に伴う対応策

法改正に伴って、企業が取るべき対応策についても調べることが大切です。たとえば、新しいルールに対応するために、勤怠管理システムの導入や就業規則の改定が必要になる場合があります。

などが、企業の人事労務担当者が勤怠管理に関連する法改正について調べたい時に知りたいことです。改正内容や施行時期、影響範囲、対応策などを正確に把握することで、適切な対応ができるようになります。

などがあげられます。

こういった点を踏まえ、例えば「労働基準法改正 月60時間超割増率引き上げ」のタイトルのようなコラムをより具体的に細かく説明することで企業担当者にとって役立つコンテンツを生み出すことができます。

ユーザーニーズの高いキーワードを選ぶ

法改正や最新の労務ニュースなど、検索ニーズの多いキーワードのコンテンツを盛り込み、閲覧に役立つコンテンツを発信することでホームページへのアクセスを増やし、事務所の知名度を上げることにつながります。

ユーザーニーズの高いキーワードは労働新聞社のニュース記事やその他の新聞やネットニュースなどから情報を収集するほか、キーワードの検索された回数(検索ボリューム)を調べることができるGoogleが提供しているツール「キーワードプランナー」を活用することでより効率的にキーワードの選定をすることができます。

また、社労士事務所のブログ記事で、ユーザーニーズの高いキーワードを選ぶ方法は以下のようなものがあります。

労働新聞社のニュース記事の背景や問題点を掘り下げる

ニュース記事には、社会的な背景や問題点が含まれていることがあります。その背景や問題点を掘り下げ、より深い視点で取り上げることができます。また、コラム記事で専門的な見解やアドバイスを提供することができます。例えば、法改正に伴う対応策や、企業が取るべき労働環境改善策などが挙げられます。

キーワードプランナーを利用する

Googleのキーワードプランナーなどのツールを利用することで、ユーザーニーズの高いキーワードを見つけることができます。検索数や競合度合いなどのデータを分析し、適切なキーワードを選定しましょう。

ユーザーの問題点に注目する

社労士事務所が扱う問題点に注目し、それに関連するキーワードを選定することも重要です。たとえば、労働時間の適正化や残業代の計算方法、社会保険料の見直しなど、ユーザーが求めている情報に関連するキーワードを選びましょう。

トレンドに注目する

最新のトレンドに注目し、それに関連するキーワードを選定することも効果的です。たとえば、テレワークに関する情報や、新型コロナウイルス感染症に関する最新情報について取り上げることで、より多くのアクセスを獲得することができます。

ライバル分析を行う

競合のサイトを分析し、彼らがどのようなキーワードを使っているかを調べることも重要です。競合のサイトにないユニークなキーワードを選定することで、より多くのアクセスを獲得することができます。

キーワード選定には、ツールの活用やユーザーの問題点に注目することが重要です。また、競合のサイトの分析やトレンドにも注目し、常に最新情報を提供することが求められます。

社労士事務所の特徴や強みを把握する。

労働の在り方や働き方が急速に変化していきている現代の社会では、専門分野に特化したスペシャリストが求められる時代へと変わってきております。
「なんでもできます」「労務関係全般取り扱っております。」といった幅広く業務を取り扱っていることを打ち出すだけでは顧客を獲得することは難しくなってきており、数多くある社労士社労士事務所の中に埋もれてしまう可能性があります。

そこで専門テーマ、業務に特化することで事務所の興味を持ってもらうことが重要になってきます。

たとえば、社労士事務所ならではの特徴として次のような専門性をPRすることができます。

  • 手続きを代行する「アウトソーシング」が得意な事務所
  • 労働トラブルの解決や未然防止について詳しい事務所
  • 障害年金を専門で取り扱っている事務所
  • 医療業界の労務手続き専門の事務所

このように専門テーマ、業務に特化することで高いパフォーマンスが発揮でき、結果的に顧客に求められることにつながります。
よりユーザーが選びやすくするように、社労士事務所ならではの特徴を把握してPRすることが必要です。

明朗会計な料金設定

料金表のページはお客様に必ず見られるコンテンツです。
どのようなことをいくらで行ってもらえるのか?月々でどれぐらいの予算が必要なのか?など、具体的にイメージができる料金表の作成が必要になってきます。

具体的には、一覧で分かりやすく各業務の料金表を掲載することも重要ですが、パックのプランを用意し、さらにその中のおすすめのプランを明記するような工夫をすることでより相談する方が料金のイメージがつきやすくなります。

「料金表を分かりやすく変えただけでお問い合わせが増えた。」という事務所様もございます。それだけ集客に大きく影響するコンテンツですので見やすく分かりやすくホームページへ記載しましょう。

セルフブランディングを確立させる

セルフブランディングとは個人が自らをメディア化し、自らをプロモーションする活動を指します。
社会保険労務士だけでなく士業全般に言えることは「競合との差別化が難しい」ということです。
差別化が図れないということは、価格競争に巻き込まれる可能性が高いです。
セルフブランディングを行うことで自分にファンが生まれます。ファンの数が増えていくほど、収入は安定していきます。
ブランディングによってあなたの価値を最大限に引き出せれば、それだけで競合優位性を高めることができます。

Googleビジネスプロフィールに登録する

GoogleビジネスプロフィールとはGoogleの検索結果、Googleマップ上に表示される店舗や会社の情報を無料で登録することができます。
登録することでGoogleを使用している多くのユーザーに自身の店舗や会社を広く知ってもらうことができます。

また、Googleビジネスプロフィールに登録した情報はGoogleマップでも見ることができます。
地図アプリの圧倒的なシェアを占めているGoogleマップに情報を掲載できるため知名度、集客力の効果が期待できます。

まとめ

集客と言っても様々な方法があります。
WEB集客はチラシやパンフレットと違い低コストで作ることができ、情報をリアルタイムで更新することができます。
しかし、新しい情報を自身で更新していくことが大切です。

メディアライズでは労働新聞社協力のもと、毎週新着労務ニュースが自動で更新される「社労士専用WEBサービス」を取り扱っております。

  • WEBからの案件依頼を増やしたい
  • 事務所のイメージ向上とデザインの良いサイトを持ちたい
  • 多くの情報提供や会員制のサイトを作りたい

など、様々なご要望にお応えできるプランをご用意しております。

集客についてお困りでしたらお気軽にお問い合わせください。
https://sharoushi-web.jp/contact/

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